旧軍の定年

今回は、旧軍の定年について紹介しようと思います。自衛隊にも定年があるように、旧軍でも定年がありました。自衛隊は、階級に応じて定年の年齢が定められていますが、旧軍でも同様に階級に応じて定年が定められていました。定年のことを旧軍では、「現役定限年齢」と言っていたようです。ちなみに、大将は65歳、中将は62歳、少将は58歳、大佐は55歳、中佐は53歳、少佐は50歳、大尉は58歳、中尉及び少尉は45歳、准尉以下以下の下士官は40歳でした。また、特定の技術を持った者や衛生兵は、定年が通常より長かったようです。私感になりますが、下士官の40歳定年は妥当だと思います。というのも、大東亜戦争の辺りまでは戦争期間が数年にも及び、さらには中国戦線や太平洋戦線などのように多方面対処を強いられました。おそらく、年齢の高い下士官は、長期的な任務や戦線移動による環境変化により体力を消耗し早期にリタイアしてしまうと思います。私自身も、自衛隊に入ったばかりのときは、2,3日の訓練では数時間の睡眠でも十分でしたが、30代、40代になると非常につらく感じました。特に歩兵(陸上自衛隊では「普通科」)は、戦闘の最前線で敵と対峙した状態で何日も過ごすのですから、強靭な体力と精神力が求められます。

最近、国家公務員の退職年齢を65歳に延長するような話も聞きます。少子化の中で、人材確保が難しいとなると退職年齢の延長という手段しかないと思いますが、若い世代がのびのびと活躍できる場を提供するためには、「老兵」は早く去ったほうが良いでしょう。

 

 

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