遵法精神について

元陸上自衛官で兼業農家のMasahikoです。今回は、自衛官の遵法精神について紹介しようと思います。今日、仕事で社用車に乗っていたのですが、車両進入禁止の標識を見落として一方通行を逆走してしまいました。もう少しで事故を起こしてしまうところでした。自衛官の頃と比べてだいぶ注意力が散漫になってきていると思い、自分自身を戒める良い機会になりました。現役の自衛官だったらこのようなことは絶対になかったと思います。それくらい、遵法精神について徹底されていたと思います。

自衛官は、入隊する際に「服務の宣誓」を行います。その宣誓文の中に「日本国憲法及び法令の遵守」が含まれています。ですから、自衛官は入隊後は常に日本国憲法を始めとした各種法律や国際法を遵守する義務があります。(もちろん、日本国民である以上は憲法遵守は当然なのは重々承知しています。)実は、自衛官は罪を犯すと民間の方より重い責任を追うことになります。(会社によっては、公務員と同様に責任を追う会社もあるようですが、全く責任を負わない会社もあると聞きます。)

それでは、交通違反を例にして、どのような処分を受けるか紹介しようと思います。通常であれば、交通違反をすると、行政処分と刑事処分を受けることになります。状況によっては、民事処分の必要性もあります。詳しくは、下表をみていただければよく分かると思います。

行政処分 点数・免停・免許取消・欠格期間・反則金
刑事処分 罰金・懲役 検察から起訴
略式裁判 or 通常裁判
民事処分 賠償金、慰謝料の支払い 被害者から訴訟
民事裁判

 

普通の会社員であればこれだけの処分で済むのですが、自衛官(公務員全般)は、この他に自衛官として、自衛隊の基準に基づき処分されることになります。自衛官は、階級等によって懲戒処分を行う人が決められています。階級が上がれば上がるほど、処分を行う人の階級も上がっていきます。基本的に、自分より上位の階級の人から処分を宣告されるのです。スピード違反をして赤キップを切られると、反則金を払って終わりだと思っていると、自衛隊内の処分を受けるとその損害額の合計はは何十万円だったりします。赤キップも1回くらいなら許されると思いますが、2、3回となると退職してもおかしくありません。それくらい、遵法精神を求められています。

自衛官や警察官は現役のみならず退職後にも悪いことをすると、元〇〇自衛官や元〇〇県警などと紹介されます。私も、入隊したときに当時の上司から、「もう君たちから自衛隊というレッテルは剥がすことはできない」だから責任を持って行動しなさいと教育されてきました。

階級に関係なく、すべての自衛官は「服務の宣誓」を行います(防衛省HPより)

現在、自衛隊は国民から最も信頼される組織として認識されています。私も、元自衛官(幹部)としてその信頼が崩れないよう、日々の行動を戒めていこうと思います。これから自衛官になろうと思っている方も心配しないで下さい。みんな、普通にやってます。「遵法精神」なんて日頃は言いませんから。普通に生活してれば大丈夫です。ときどき、部隊で教育があります。そのときにしっかりと胸に刻み込めば大丈夫です。大事なときに必ず思い出します。

 

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