陸上自衛隊最強部隊はどの部隊?(対ゲリラコマンダー編)

元陸上自衛官で兼業農家のMasahikoです。今回は、陸上自衛隊最強部隊シリーズの続編、ゲリラコマンダー編です。陸上自衛隊で対ゲリラコマンドの訓練を専門的に行っている部隊は、特殊作戦群だと言われています。というもの、現役の幹部自衛官であった私でも、特殊作戦群のことはわからないのです。編成や装備品なども全くわかりません。ですから、特殊作戦群の実力自体もわかりません。ここでは、現役時代に私が元特殊作戦群だった隊員から聞いた話や自衛隊での噂話を基にお話させていただきます。

特殊作戦群は隊員の名前や顔すらわからない秘密に包まれた部隊です。

ゲリラ・コマンドゲリラ・コマンドウは、少数で潜入・破壊活動を行うゲリラ(不正規軍)およびコマンドウ(正規)を総称する言葉で、ゲリコマと略称されるそうです。(wikipedia引用) 私が自衛隊に入隊し、幹部に任官(平成17年)して間もない頃、陸上自衛隊に特殊部隊ができるという話がありました。当時は、中国よりも北朝鮮の武装工作員のほうが我が国の防衛における脅威であったと認識しています。その他にも、アルカイダの台頭など大規模紛争よりもテロ的要素のある限定的(小規模)紛争へとシフトしている時代でした。そのような時代を背景に特殊作戦群の必要性が高まっていったと思われます。

敵は、市街地や山岳を問わず少数で潜入するゲリラですから、見分けるのが至難です。ときには、民間人に紛れて行動します。そのような状況では、対抗する自衛隊側も少数で敵にバレないように秘密裏に行動する必要があります。ときには、民間人を欺く必要も出てくるでしょう。ですから、特殊作戦群の隊員は、身内の私達もわからないのです。敵に顔が知れ渡るとその行動に支障をきたすことは間違いありません。

また、特殊作戦群の隊員になるためには、陸上自衛隊で最も過酷な試験を突破しなければならないということです。この試験も、どのような試験なのか、受けた隊員しかわかりません。体力的にもきついということですが、性格や忍耐力など様々なテストを受けるそうです。隊員に求められるのは、一つの技術に秀でているのではなく、何事も平均以上にできるオールマイティーな隊員だそうです。

また、日頃の訓練の内容も秘密のベールに包まれています。所属したことのある隊員に聞いたところ、ある日突然、訓練が始まるそうです。いつ、終わるかわからない訓練が突然始まるというのです。ですから、家族の理解を得ていないと、大変なことになると言っていました。家族もいつ帰って来るかわからないのも辛いですよね。

訓練などもきついのは想像できますが、その分、待遇は非常に良くなっています。陸上自衛隊で最も手当が高いのは特殊作戦群の隊員です(医者は除きます)。ヘリコプター搭乗手当、空挺手当など多くの手当がありますが、特殊作戦群の手当が最も高くなっています。たしか、自衛官の手当については、防衛白書(日本の防衛)に陸海空すべて掲載されていたと思いますので、興味のある方は見てみると良いと思います。

特殊作戦群は対ゲリラコマンドに特化した我が国唯一の組織であり、何でもオールマイティーにできる隊員だけが所属している異次元の部隊です。間違いなく、我が国最強部隊の一つです。実力部隊として実践的な訓練を行える部隊と言って良いでしょう。体力に自信があり、自分の限界に挑戦したい方におすすめです。

最後に一言お伝えしたいことがあります。特殊作戦軍の隊員だからといって完璧な人間では有りません。普通の人間です。所属したことのある隊員と一緒に勤務もしましたが、時には失敗もしますし、人間的に弱い面を見せることもありました。完璧な人間などこの世に存在しないのです。だから、人間は助け合って生きていくのだと思います。

 

 

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