自衛官と語学力(英語、ロシア語、中国語、朝鮮語)

元陸上自衛官で兼業農家のMasahikoです。最近、自衛隊に関するブログをサボってしまいました。ペースアップしてどんどん情報発信していこうと思います。現在、私は45歳ですが、この歳になって英会話の勉強を始めたこともあり、今回は「自衛官と語学力」というテーマでお話させていただきたいと思います。巷の皆様の自衛官に対するイメージは、筋肉質で無口で無骨な感じではないでしょうか?脳みそも筋肉でできているなんて思っていないでしょうか。実は、英語を始めとして、外国語を話せるインテリな自衛官が非常に多くなってきているのです。陸海空の各自衛隊は、年に1回以上米国を始めとして海外の軍隊と共同訓練を行っています。そこで活躍しているのが自衛官の通訳です。軍事作戦において、多様かつ膨大な調整が必要となることは皆さんの想像どおりです。最前線においては、大砲や戦車の射撃方向や射撃のタイミングなど秒レベルの調整が必要ですし、後方においては、弾薬補給や衛生、整備などを行う活動地域や活動時期などを調整します。特異なことを調整しますので、軍事的な専門知識のある自衛官の通訳が必要なのです。私も現役時代、米軍のとの共同訓練に何度か参加しました。英語が話せる隊員は、どんどん米軍人と話をして調整を進めていきます。自らの意見を直接自分の言葉で伝えることで相手との調整がうまくいっているように見えました。かたや英語が話せないと通訳を待たなければならないので時間がかかりますし、通訳が間に入ることでなかなか調整が進まないように思えました。自分の言葉で相手に伝えることが一番の調整であることを身を持って感じました。これは、出川哲朗さんを見てもらえばわかると思います。身振り手振りで相手に自分の意思を伝えようと必死に考える姿勢が相手にも伝わります。出川さんより私のほうが英語力が絶対上であるという自信はありますが、相手に自分の意志を伝えるという能力では出川さんが勝っているかもしれません。熱意というのはそれくらい重要なのです。私にはその情熱が足りませんでした。

それでは、自衛隊がどのように語学力のある隊員を育成しているのかを陸上自衛隊を例にして紹介したいと思います。実は、陸上自衛隊は、語学力を保有している隊員には語学能力有りということでその隊員に語学特技を付与していて、その能力を管理しています。A隊員はTOEIC〇〇点レベル、B隊員は英検◯級取得というようにレベルまで管理されています。また、自衛隊は語学能力を保有する隊員を常時一定数保持しなければなりませんから、育成するためのカリキュラムを組んでいます。陸上自衛隊の曹を育成する陸曹教育隊や幹部候補生学校などでは、必修の科目として時間を割り当てています。また、東京都小平市にある小平学校では、課程教育として数ヶ月、徹底的に語学教育を実施しています。小平学校で勉強するためには、事前にTOEICの最低点をクリアしていないと入学できない規定になっているようです。このように、陸上自衛隊は時間とお金を掛けて通訳者を育成しているのです。もちろん、教える側も陸上自衛官です。

表題に、ロシア語、中国語、朝鮮語と記述させていただきました。実はこちらの3カ国も自衛隊で語学教育がされています。ちなみに、この3カ国語について教育しているのは陸上自衛隊だけのようです。ですから航空自衛隊や海上自衛隊の隊員も陸上自衛隊の学校である小平学校で勉強をしているようです。なぜ、この3カ国何でしょうね?この3カ国は、領海を隔てて国境を接しています。周辺諸国の情報収集は、防衛に非常に重要ですから、この3カ国語を重視しているのでしょう。

ちょっと夢のあるお話をしようと思います。自衛隊は人事交流のため他国の軍隊に留学生を送り出しています。将来の自衛隊を担う人材を他国の軍隊に送り出しているのです。幹部のみならず、曹レベルの留学も積極的に行っています。学業が優秀なのは当然ですが、人格も秀でていなければなりません。国を代表しているのですから当然です。また、留学先の語学への適応が求められます。語学ができれば、留学できる可能性も広がります。将来は、曹としてやっていこうと思っている高校生の方々も海外留学は夢でありません。自衛隊は学歴による格差はほとんど有りません。頑張れば頑張った分だけ評価してくれます。

最後に、私は現役自衛官のときにできなかった英語の勉強を始めました。i-smileという教材を4ヶ月やってみました。その勉強の内容や成果、更には今実際にやっている教材などについても紹介していますので、ぜひ読んで下さい。

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