陸上自衛隊将官の天下りの実情

元陸上自衛官で、兼業農家のMasahikoです。約2週間ぶりのブログ更新になりました。いろいろとブログで紹介したいことがありましたが、農業の仕事なども重なり更新ができませんでした。そんな中で、全国紙で、自衛隊法に違反し陸上幕僚監部(通称陸幕)の人事援護課の職員(陸自の隊員でしょう)が陸上自衛隊の将官の天下りをあっせんしていたという記事が掲載されていました。ぜひブログでこの内容を紹介したいと思いました。将来、将官を目指す方に実情を知ってほしいと思ったからです。おそらく、この記事の内容は間違いないと思います。天下り自体が良いことだとは思いませんが、将官の再就職をあっせんしなければならない実情があることも事実です。今回は、その実情について私の知っている範囲で紹介していこうと思います。

出典:防衛省HP

自衛隊法において、自衛官は階級によって定年が決められています。詳しくは表を見てください。自衛官は、誕生日で定年退職となります。地方公務員や普通の国家公務員は、誕生日以降の年度末に定年になるようですが、自衛官は誕生日が定年退職日になります。表を見てもらえればわかりますが、陸・海・空将、陸・海・空将補は60歳が定年の年齢になっていますが、実は、ほとんどの方が定年に達する前に勇退という形で退職しているのです。将官クラスになると、就任できるポストが限られるため、就けるポストがないと判断されると勇退という形で退職するのです。将補は57歳、将は58歳でほどんどの方が退職します。最後に残るのは各幕僚長クラスのみです。言ってしまえば、将官も早期退職を強いられるということです。将官を経験した方ですからそれなりの再就職を見つけなければなりません。そのために、陸上自衛隊内では自衛隊法に違反するとわかっていても、長年にわたり天下りのあっせんをしていたのだと思います。今回、海上自衛隊や航空自衛隊について報道されていませんので、天下りのあっせんは行われていなかったのでしょう。どうやって、海自や空自の将官の再就職が決めれていたのか知りたいものです。

最後に要約です。

  • 自衛官は、階級によって定年年齢が違う。
  • 将官は、60歳定年となっているが、実際にはそれより早く退職している。
  • 自衛官は、誕生日が退職日となる。

以上です。将官になるには、一般幹部候補生試験(部内選抜ではダメ)に合格して入隊するか防衛大を卒業しないとなれません。高卒ではなれません。最近は聞きませんが、私が入隊(平成10年)した頃には、一般隊員として入隊し夜間大学に通いながら大卒の資格を取って、一般幹部候補生試験に合格し、キャリアを重ね、将官になった方がいました。やる気さえあれば、上に上がることを拒まれることはありません。日本の将来を担う若者の皆さん、YouTuberもいいですが、自衛官として将官を目指すのも捨てたものではありませんよ。実際に人を動かし、日本の平和に貢献する。これも大事な仕事です。はっきり言いますが、給料も悪くありません。ぜひ、将官を目指していただきたいと思います。

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